短命な日本の住宅を、高耐久で長寿命な建物に変えていくための認定制度。
2009年に始まってから十余年ですが、新築戸建て住宅の着工戸数に対する認定割合は未だ30％程度です。

20～30年で建て替えていたバブル期ならばまだしも、物価高騰かつ人生100年の時代に突入した現代では、
できる限り長命な住まいを建てることは絶対的な最低ライン。

耐震性能や断熱性能、劣化対策やメンテナンス性、定期点検の義務付けや住宅の履歴管理など、
住まいを長持ちさせるための諸条件を備えた長期優良住宅を、樹々匠は全棟で認定取得しています。

地震大国日本において、建物の耐震性を高めておくことは大前提です。

現在、耐震等級は建築基準法で定められている耐震性能を等級1とし、
その1.25倍の等級2、1.5倍の等級3と、三つのグレードに分けられています。

ただし、これらの基準を精査すれば「耐震等級3」以外はありえないという結論になります。
また、建物の強度を算出する構造計算も、柱や梁や基礎など、
部材それぞれをきちんと計算する「許容応力度計算」で行うことも必須。

住まい手の将来までを見据えた強固な建物にすることは、つくり手が最低限守るべき水準だと私たちは考え、
許容応力度計算による耐震等級3を最低基準とし、そこから余力を持たせた家づくりをしています。

先進国の中で、日本が特に遅れているのが建物の断熱性。
過去の住宅は夏暑く冬寒いのが当たり前で、それを我慢して暮らしてきました。

断熱性が低ければエネルギーを膨大に消費することになってしまいますし、
住まい手の健康にも悪影響を及ぼします。
一方で性能が高い家では使うエネルギーも少なく、
住まい手が享受できる快適さも段違いに上がります。

圧倒的な快適さを一年中感じていただくことは、暮らしを豊かに、暮らしの質を向上させます。
樹々匠では、最高グレードの断熱等級7を標準とした住まいづくりを行います。

※敷地や建物仕様などの諸条件により、断熱等級6となることもあります

どれだけ断熱性能を高めても、建物の隙間が多ければ、断熱が意味のないものになってしまいます。
快適な家を実現するには、気密性もセットで語らなければなりません。

住宅とは、多くの建材・部材を組み合わせてつくり上げるもの。
施工品質次第で良くも悪くもなってしまいます。

樹々匠では、私たちの家づくりに長年携わっている熟練の職人さんたちが連携し、
すべての現場でハイクオリティな施工精度を追及。
20年以上、全棟で気密測定を実施し、全棟でC値0.4以下という全国トップクラスの性能値を実現しています。

住宅において、最も熱の通り道となるのが「窓」。
ですから、窓の性能を高めることは、建物の断熱性能向上に大きく影響を与えます。

高い断熱性能を持つ樹々匠の住まいだからこそ、それに合わせて高性能な窓をチョイスする必要があります。
使用するのは、高い断熱性能を持つ樹脂サッシもしくは木製サッシのみを採用しています。
さらにガラスは、三枚のガラスを積層したトリプルガラスのみを選択しています。

住まいの快適性を高めるために、樹々匠は窓にもこだわりを持ってご提案をしています。

日本で唯一、公的な第三者検査のシステムが「住宅性能表示制度」。
検査によって得られる住宅性能評価には、大きなメリットがあります。

例えば、樹々匠がこだわっている断熱性能も、言ってしまえば机上の空論。
その性能が設計通りに施工されているかの検査はありません。あくまで住宅会社任せとなっています。

たくさんの人が関わり、たくさんの材料をつかう家づくり。
第三者検査によって、設計と施工のクオリティを担保するのが非常に重要だと私たちは考えます。

全棟で住宅性能評価を実施し、樹々匠の目指す性能を実際にかたちにしています。

これら、樹々匠が全棟で実現している性能値や仕様の他にも、
私たちは多くのことにこだわりを持っています。
樹々匠の家づくりを、もっと深く知りたい方は、ぜひ以下のページもご覧ください。