なぜかよく分からないけれど感性が合う時、“いい感じだね”と口にしませんか？樹々匠の家はまさにそれであってほしいと思っています。高気密高断熱・家事動線・空間デザイン…私たちはその抽象的な言葉を掘り下げてカタチにする専門家ですが、お施主様がストレスなく心地よく過ごすことを突き詰めていけばおのずとそこにたどり着くものです。

O様の「永寛慈」はそんな“いい感じ”に仕上がった住まいです。なだらかな切妻屋根のデザイン的な美しさだけでなく、その軒の出が季節ごとに高度が変わる太陽の採光を調整してくれる“用の美”とも言うべき佇まい。大きなガレージとつながる玄関から室内に入ると、大窓の外の庭園と視界が一気に開けて空間の広さを感じます。リビングには、作り付けのソファがある畳の小上がりと、庭園を眺めるカウンターなど、用途に応じて便利に使えるスペースが。天井の高さ、視界の抜け、使い込めば味の出る無垢材…すべてが心地よく過ごせるためのポイントになっています。それでこそ、住み手は飽きずに永く寛げて、そして住まいを慈しむことができるのではないでしょうか。