同敷地内のご実家の南側に面した家を建てることを計画されていたI様ですが、家を建てるに当たって “ご実家の日射を遮ってしまう”、“互いの家が近すぎてプライバシーが守りづらい”という点を心配なさっていました。問題をすべてクリアできて、樹々匠のデザインクオリティを持った住まいを…そこでご提案したのが、敷地に対して「斜め45度の家」です。

南側道路から眺めると特長的な方形の三角屋根。敷地に対する家の傾きはご実家の日射を妨げにくく、圧迫感を与えない配置になっていて、何より素敵なお庭のスペースを創り出してくれます。外壁は無垢のスギ板で、年を経るごとに色の変化が楽しめるように無塗装。最終的には銀色の寂びた風合いになることでしょう。

広い玄関土間からLDK、吹抜けとスケルトン階段でつながる2階。29坪とコンパクトながら広がりを感じさせる一体空間はただ開放的なだけでなく、家族それぞれが思いのままに過ごせるプライベートスペースを配置することで居心地の良さを創り出しています。間取りを見るとご家族の暮らしている様子が目に浮かぶようです。