GWが終わりました。
家族との時間をゆっくりと過ごす休暇って
いいもんです。
GW明け1発目のブログは
KKBの勉強会についてです。
行われたのはGW前の話ですが。
まずKKBとは?
「工務店による工務店の為の勉強会」の略。
常日頃はFB上で繋がり、情報交換をしています。
そんな中、1~2ヶ月に1回程度、
全国各地で活躍する工務店主達がリアルで集まって
自分達の実務の中で勉強したい事、
教えて欲しい事などを、工務店主自身が講師になって、
時には専門家を呼んで勉強します。
そりゃ~もう、全国の有名工務店、
行列が出来る工務店主たちも多数いますから
この上なく勉強になるわけです。
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今回参加したのは、北は栃木、南は九州から
建築に熱いおっさんが23名。
会場は熱気に包まれてました。
ついでにおっさん臭も半端ない(笑)
今回は法律関係のお勉強です。
私がもっとも不得手としている部分かもしれません。
契約書、約款、保険、その他書類を
各社が持ち寄り、弁護士の先生も呼んで
実例の中で良し悪しを討論しました。
「俺のとこはこんな取組みしてるよ」
「こんな書類があるよ」
なんてのを皆が惜しみもなく披露し、
時にはデーター交換もします。
これが出来るのは工務店主の集まりだからこそ。
私も書式を提供させてもらいました。
![170427013]()
KKBが立ち上って約3年。
昔は工務店同士の交流など皆無でした。
しかし、今は違います。
私も2年半ほど前から参加させてもらってますが、
今の自分があるのは、そんな仲間達のおかげ。
本当に心強い仲間達です。
世の中にはメーカー主催の研修、
コンサルタント主催のセミナーなど
様々な企画があります。
私も様々なセミナー等に参加していますが、
それらはKKBの仲間や、地元の工務店仲間から
得られるものとは完全に異なります。
机上の理論での話と、実践の話とで
どちらが強いかは言うまでもありません。
工務店は工務店の中で揉まれろってわけです。
だから工務店同士の交流は
工務店にとって非常に有益です。
っという事は、最終的にはお客様にとっても
良い事ばかりになるってわけです。
ライバルがどうとか、自分の会社だけ
うまくいっていればいいとか、
そうゆう低次元の話じゃないんです。
本当に出来る工務店達は勉強し続けています。
企業としての規模云々ではなく、
そこに惜しみない努力をする人が
トップ工務店となる事を痛感しました。
次回はKKB翌日に周遊した
大阪建物探訪の様子をお届けします。
大阪の街並み、
めっちゃすっきゃねん(笑)
樹々匠建設
大木たけし
樹々匠建設 お問合せフォーム
TEL 053-585-3222
MAIL tks-o@ohki-k.com
樹々匠建設のFBページは
こちら→ 樹々匠建設FBページ
現在の工事の様子等がUPされています。
大木たけしのFBページは
こちら→ 大木剛FBページ
大木たけしのプライベートが見えるかも?
「菊川市T町:O様邸」
4/16(日)23(日)と開催させていただいた
構造見学会が終了しました。
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13組のお客様にご来場いただき、
耐震について、断熱、気密、換気、窓について
等々をお話させていただきました。
設計思想についても、あつ~く語っちゃいました。
私はどうにも語り過ぎな部分があります。
うるさいおっさんという認識で間違いありません(笑)
ただ、お客様から熱心な質問も飛んできて、
関心の深さを感じる事が出来ました。
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地震に強いって大切な事ですよね?
断熱がしっかりしてるのも大切ですよね?
お客様もそこに対して敏感じゃないといけませんが、
すごく細かなところまでを気にする事じゃないと思うんです。
耐震も、断熱も、工務店が当たり前に高いレベルで
実行してなきゃいけない事だと思います。
詳しくはこちら⇒地震に強いなんて当たり前
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「山景の家」完成見学会は
8月下旬~9月上旬を予定しています。
次回、見学会は浜松市中区にて、構造見学会です。
7月初旬~中旬頃を予定しています。
見学をご希望の方は、先行予約も受け付けますので
下記よりお問合せください。
樹々匠建設
大木たけし
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秋田研修ツアーその3
1日目の研修を終え、
2日目は西方設計西方先生のアトリエと
新築されたばかりのご自宅へ、
西方先生といえば、高気密高断熱の先駆者であり、
床下エアコンの先駆者でもあります。
私の床下エアコンの師匠である
オガスタ新潟の相模さんの師匠が西方先生。
いわば師匠の師匠だから私は孫弟子か(笑)
![170418011]()
まずは25年前に建てたアトリエへ。
屋根は草屋根。外壁には無垢秋田杉が貼られています。
25年間ノーメンテだそうです。
いい感じの経年変化です。
↓この建物は住宅雑誌等で見た事がある方もいるのでは?
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驚くべきは25年前の断熱なんて誰も
見向きもしなかった時代にハイスペックな家を建てていた事。
このアトリエで、Q値1.5だそうです。
UA値でいうとおろらく0.5を切るくらいでしょうか。
(Q値もUA値も数字が小さい程ハイスペック)
現在の浜松でも、これだけのハイスペックで
建てている家はほとんどありません。
ちなみに樹々匠建設のUA値は0.3~0.4です。
詳しくはこちら⇒樹々匠建設標準仕様
私が高気密高断熱に取組み始めたのが13年前ですから、
それを25年前から取り組んでいたというのは驚きです。
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室内は緑がこれでもかと配置され、
キレイなジャングルのようでした。
こんな環境で仕事したいな~って思います。
この日も秋田はとても寒く、コートを着ていても
ブルブルと震える程でした。
しかし、室内に入ると暖かい。
床下ファンヒーターを採用されていて
特に床が暖かい!!
やはり床が暖かいとほわ~っとした
安心感に包まれる感じになります。
アトリエの見学の後は、西方先生のご自宅へ。
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この家は「死なないために建てた家」だそうです。
65歳を超えるとヒートショックで亡くなる方が急増します。
西方先生もピンチだと笑いながらおっしゃっていました(笑)
↓外壁は秋田杉にウッドロングエコを塗装。
外壁の1枚1枚に10mm程の隙間を設け、
熱ごもりや湿気の抜けを良くしています。
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ただ、外壁に隙間があるので当然のことながら
外壁の下にも雨が入ります。
そこには特殊で紫外線による劣化も少ない
防水透湿シートを採用しています。
一風変わった外壁ですが、しっかり考えられていて
存在感とコストバランスが抜群です。
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南面はモルクス佐藤さんと同じく、全面がガラス張り。
やはり秋田ではこの南面が理想でしょうね。
トリプルガラスを採用しています。
このトリプルガラスがすごいんです。
シンガポールで特注されたガラスで、日射取得69%!!
通常、トリプルガラスは日射をほとんど遮ってしまうので、
日射を取り入れる事も出来なくなります。
このガラスはそんな悩みを解消したガラスってわけです。
日射を最大限取り入れ、室内の熱を逃がさない。
そんなトリプルガラスです。
![170418010]()
言うまでもありませんが、この家の性能もすごい。
壁断熱360mm、屋根断熱400mm
UA値0.28、C値0.2。
どれをとっても化け物です(笑)
実際に室内に入るとポカポカ日差しであったかい。
これで暖房していないって言うじゃありませんか。
まさに室内で日向ぼっこでした。
これは前途のトリプルガラスの恩恵です。
ただ、浜松に持ってきたら暑くなり過ぎちゃいますけどね。
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ってなわけで、あっという間の2日間でした。
しかし、この研修は本当に深かった。
今回のツアーに参加したのは、全国の工務店総勢46名。
いつもいろんな勉強会で顔を合わせている工務店、
SNSでは繋がってて、やっとお会い出来た方、
初めてお会いする方々。
南は九州、北は青森から。秋田だから青森は隣県なんだけど(笑)
この出会いも研修会の醍醐味でもあります。
そしてなんと、あの堀部さんが、
いち参加者として参加していたんです。
私の大好きなあの堀部さんです。
「本物??」っと、参加者一同が一瞬ざわつきました。
やっぱり全国で先進をいく人たちは皆、勉強熱心です。
勉強熱心というより、建築が好きなんでしょうね。
いや~~
楽しかった!!
1日目の様子はこちら↓
秋田研修ツアーその1 タニタ工場視察
秋田研修ツアーその2 モルクル建築社
樹々匠建設
大木たけし
2017年4月16(日)23(日)
構造見学会開催!!
「山景の家」
ご予約は見学会ページよりお願いします。
樹々匠建設 お問合せフォーム
TEL 053-585-3222
MAIL tks-o@ohki-k.com
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現在の工事の様子等がUPされています。
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大木たけしのプライベートが見えるかも?
秋田研修ツアーその2。
タニタハウジングウエアの見学の後は、
モルクス建築社、佐藤さんの自邸見学です。
佐藤さんといえば、建築知識ビルダ~ズ主催の
エコハウスコンテスト2015で、大賞を受賞されていて、
業界でも注目の工務店です。
![170418003]()
まず、この家の一番の特徴はオフグリット。
オフグリットと聞いてピンとくる方は少ないと思います。
オフグリットとは、電気を引かず、自然エネルギーを活用し、
蓄熱し、お湯を作る自給自足の家って事。
主電源は太陽になります。
佐藤さんが言われた事を要約すると、
オフグリットが良いわけではなくて、
社会の豊かさとは違う、生活の豊かさを得られた事が
一番良かった事だそうです。
![170418014]()
太陽が上がればそこに感謝し、お湯が使える事、
洗濯が出来る事、そんな当たり前に一喜一憂し、
電気が無くなってしまえば、ろうそくの灯りを楽しむ。
1年暮らしてみて電気がなくなったのは2~3日だけらしいですが、
そんな生活が楽しいとおっしゃっていました。
すべての物の存在に感謝出来る。
それって心が豊かですよね。
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家自体は、300mm断熱を採用し、
圧倒的な性能値をたたき出しています。
南面は全面ガラス張りで、全面に外付ブラインドが
付いていて、日射対策をしています。
シンプルな形に、自然な素材。
そして、景色を最大限取り込む設計です。
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この設計はすばらしいです。
秋田は全国的にみても太陽の恵みが少ない地方です。
だからこそ、少ない恵みを最大限活かす
こんな大開口が意味あるものになります。
秋田ならではの作り方です。
浜松にこの家をそのまま持ってきたら、
圧倒的な性能があれど、住み心地が損なわれてしまいます。
浜松では、太陽を取り入れるばかりではなく、
しっかり遮る工夫が必要で、太陽の角度、方位を読み取り、
窓上には計算し尽くされた庇計画が必要です。
やはり家は、その地域にあった、
その土地にあった設計にしなければいけませんね。
秋田研修ツアーその3に続く
樹々匠建設
大木たけし
2017年4月16(日)23(日)
構造見学会開催!!
「山景の家」
ご予約は見学会ページよりお願いします。
樹々匠建設 お問合せフォーム
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樹々匠建設のFBページは
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大木たけしのプライベートが見えるかも?
先日、1泊2日の秋田研修に行ってきました。
人生初の秋田は新幹線で6時間弱。
とっても遠い。
北海道の研修ですら1泊2日で行ってしまうのですが、
1日目の集合時間に間に合わなかったので
前泊で結果2泊3日です。
初の2泊研修でとってもワクワクしたりして(笑)
まず秋田に降り立ってびっくりしたのは
寒い、、寒い、、、寒い、、、、、
風ピューピューで空気が冷たい。
北国だから当たり前って言えば当たり前だけど
4月中旬なのに、場所によっては雪が残ってるし、
夜には一時、雪も降りました。
北国、恐るべし。
っと、前置きが長くなりましたが、
今回のツアーの目的は、
・タニタハウジングウエアの工場視察、
・モルクス建築社、佐藤さんの自邸見学、
・西方先生のアトリエと自邸見学
まず最初はタニタハウジングウエアさんの工場視察。
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タニタといえば、タニタ食堂で有名です。
タニタハウジングウエアは、その兄弟会社とでも言うのかな。
住宅の外壁や樋なんかのガルバニウム鋼板製品や
昔から使われている銅板の製品を作っています。
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樹々匠建設では、タニタのガルバ雨樋を全棟で採用しているので
その製造過程にとっても興味があります。
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一般的には樋には樹脂が使われます。
ガルバの樋は、樹脂の樋よりも少し高額ですが、
10年後、20年後のメンテナンスを遅らせる事が出来ます。
結果、お客様はメンテナンスコストを抑えられるので
生涯かかる費用が少なく済むメリットがあります。
そしてデザインも格好良い。
だから全棟で採用しています。
樋が出来上がっていく製造過程もおもしろかったのですが、
一番驚いたのは、樋の小さな部材も1つ1つを
全数検査をしている事でした。
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↑ 光を当てて漏れがないかのチェック。
原始的だけど確実な方法ですね。
我々工務店にとって雨は絶対に防がなければならないし、
とっても怖い存在です。
その雨に直接触れる材料が、全数検査されている。
信頼出来ますよね。
タニタハウジングウエアは、
「雨のみちをデザインする」と言っています。
水に対する真剣さを感じました。
タニタのガルバ雨樋、間違いないです!!
秋田研修ツアーその2に続く。
樹々匠建設
大木たけし
2017年4月16(日)23(日)
構造見学会開催!!
「山景の家」
ご予約は見学会ページよりお願いします。
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