秋田研修ツアーその3 西方設計
秋田研修ツアーその3
1日目の研修を終え、
2日目は西方設計西方先生のアトリエと
新築されたばかりのご自宅へ、
西方先生といえば、高気密高断熱の先駆者であり、
床下エアコンの先駆者でもあります。
私の床下エアコンの師匠である
オガスタ新潟の相模さんの師匠が西方先生。
いわば師匠の師匠だから私は孫弟子か(笑)
まずは25年前に建てたアトリエへ。
屋根は草屋根。外壁には無垢秋田杉が貼られています。
25年間ノーメンテだそうです。
いい感じの経年変化です。
↓この建物は住宅雑誌等で見た事がある方もいるのでは?
驚くべきは25年前の断熱なんて誰も
見向きもしなかった時代にハイスペックな家を建てていた事。
このアトリエで、Q値1.5だそうです。
UA値でいうとおろらく0.5を切るくらいでしょうか。
(Q値もUA値も数字が小さい程ハイスペック)
現在の浜松でも、これだけのハイスペックで
建てている家はほとんどありません。
ちなみに樹々匠建設のUA値は0.3~0.4です。
詳しくはこちら⇒樹々匠建設標準仕様
私が高気密高断熱に取組み始めたのが13年前ですから、
それを25年前から取り組んでいたというのは驚きです。
室内は緑がこれでもかと配置され、
キレイなジャングルのようでした。
こんな環境で仕事したいな~って思います。
この日も秋田はとても寒く、コートを着ていても
ブルブルと震える程でした。
しかし、室内に入ると暖かい。
床下ファンヒーターを採用されていて
特に床が暖かい!!
やはり床が暖かいとほわ~っとした
安心感に包まれる感じになります。
アトリエの見学の後は、西方先生のご自宅へ。
この家は「死なないために建てた家」だそうです。
65歳を超えるとヒートショックで亡くなる方が急増します。
西方先生もピンチだと笑いながらおっしゃっていました(笑)
↓外壁は秋田杉にウッドロングエコを塗装。
外壁の1枚1枚に10mm程の隙間を設け、
熱ごもりや湿気の抜けを良くしています。
ただ、外壁に隙間があるので当然のことながら
外壁の下にも雨が入ります。
そこには特殊で紫外線による劣化も少ない
防水透湿シートを採用しています。
一風変わった外壁ですが、しっかり考えられていて
存在感とコストバランスが抜群です。
南面はモルクス佐藤さんと同じく、全面がガラス張り。
やはり秋田ではこの南面が理想でしょうね。
トリプルガラスを採用しています。
このトリプルガラスがすごいんです。
シンガポールで特注されたガラスで、日射取得69%!!
通常、トリプルガラスは日射をほとんど遮ってしまうので、
日射を取り入れる事も出来なくなります。
このガラスはそんな悩みを解消したガラスってわけです。
日射を最大限取り入れ、室内の熱を逃がさない。
そんなトリプルガラスです。
言うまでもありませんが、この家の性能もすごい。
壁断熱360mm、屋根断熱400mm
UA値0.28、C値0.2。
どれをとっても化け物です(笑)
実際に室内に入るとポカポカ日差しであったかい。
これで暖房していないって言うじゃありませんか。
まさに室内で日向ぼっこでした。
これは前途のトリプルガラスの恩恵です。
ただ、浜松に持ってきたら暑くなり過ぎちゃいますけどね。
ってなわけで、あっという間の2日間でした。
しかし、この研修は本当に深かった。
今回のツアーに参加したのは、全国の工務店総勢46名。
いつもいろんな勉強会で顔を合わせている工務店、
SNSでは繋がってて、やっとお会い出来た方、
初めてお会いする方々。
南は九州、北は青森から。秋田だから青森は隣県なんだけど(笑)
この出会いも研修会の醍醐味でもあります。
そしてなんと、あの堀部さんが、
いち参加者として参加していたんです。
私の大好きなあの堀部さんです。
「本物??」っと、参加者一同が一瞬ざわつきました。
やっぱり全国で先進をいく人たちは皆、勉強熱心です。
勉強熱心というより、建築が好きなんでしょうね。
いや~~
楽しかった!!
1日目の様子はこちら↓
樹々匠建設
大木たけし
2017年4月16(日)23(日)
構造見学会開催!!
「山景の家」
ご予約は見学会ページよりお願いします。
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TEL 053-585-3222
MAIL tks-o@ohki-k.com
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