冷暖房を考える~蓄熱暖房機とエアコン~
今回から数回にわたって、"暖房"について考えてみたいと思います。
そもそも、新築で家を建てた場合の冷暖房について、
冷暖房まで考える工務店、ハウスメーカーは少ないと思います。
暖房器具は生活してからお客様がご自身で好みの器具機種を用意するのが
当たり前なのでしょうか?
私はそうは思いません。
その家の性能にあった、その家のスタイルにあった暖房器具があると思います。
私たちは樹々匠の家に合った冷暖房計画を必ず行います。
詳細はこちら→ 樹々匠の家づくり「08冷暖房計画」
ですので、樹々匠で家を建てると、最適な冷暖房計画と機器まで
計画に含まれていると思ってください。
では、”どんな方法で暖房するのが良いのか”
普通に考えて、暖房器具と言われると、
電気ストーブ、ファンヒーター、パネルヒーター、こたつ等々
暖を取る方法は人それぞれだと思います。
しかし、どの方法を選択するにしても、
設置費用と光熱費、
そして最も重要な”暖かさの質”を考えなければなりません。
弊社では、少し前まで蓄熱暖房機を採用していました。
多くのお客様宅で採用させていただき、
その暖かさにご満足をいただいています。
蓄熱暖房機の設置費用は、エアコン1台(10~15万)とほぼ同等。
光熱費は、深夜電力のみの利用で、光熱費を抑えながら
風なし、においなし、音なしで、
暖かさの質は最上級でこの上をいく物はありません。
私の自宅も蓄熱暖房機ですし、今でも最高の暖かさだと思っています。
しかし、蓄熱暖房機は、1の電気を1のままでしか利用できないので
世の中の暖房器具の中で、最も効率の悪い機種のひとつです。
電気ストーブや遠赤外線ヒーターなども同じです。
昨今の電気代の高騰、電力事情、今後の深夜電力の在り方を考えた時に、
採用を断念せざるを得ない状況になってしまいました。
では、どんな暖房器具が良いのか。
答えはエアコンです。
蓄熱暖房機は、1の電気を1のまま利用するのに対し、
エアコンは1の電気を3倍~4倍ほどの効率で使う事が出来ます。
当然、電力使用量が抑えられるので、電気代も1/3程度になります。
現状では、暖房効率を考えた時にエアコンに勝る機種はありません。
しかし、現実は冬にエアコンを使って暖房する人って少ないですよね?
おそらく、生暖かい風が苦手だったり、乾燥してしまったりするので、
エアコンの暖房は嫌いだという事になるのだと思います。
そんな悩みを解消するのが床下エアコンです。
いやっ、
樹々匠の手掛ける床下エアコンであれば解消すると
付け加えておきます。
では、床下エアコンは何が良いのか、
床下エアコンの仕組み、なぜ床下エアコンなのかは
また後日お送りします。
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