心地良い空間を~敷地と方位の関係~
「袋井市T沢:M様邸」
前回の記事では、M様邸の土地について
お話をしました。
土地を探す際に、少しでも参考になればと思います。
今回はM様邸の敷地と方位の関係を
お話したいと思います。
次回、設計の意図をお話します。
まず、私が設計するには、現地に出向き、
敷地を読み、太陽を読む事をします。
太陽を読むについてはこちらのブログをご覧ください。
こんな考え方で設計を進めるよという手法も
記載しているので、ぜひご覧ください。
まずは方位。
今回の設計では、勘違いしがちな方位だったので
注意が必要でした。
何が勘違いしそうだったかというと・・・。
↑ 太陽をよむアプリで見ると
この方角が北と南になります。
↓建物の配置図で書くとこんな感じ
↑図面上では、普通に赤い矢印が南と思ってしまいます。
現地にいても誰もが赤い矢印方向が南だって思うでしょう。
でも実際は、青い矢印が南です。
なぜ、赤い矢印の方向を南だと思ってしまうのか。
それは分譲の仕方や道路のつくり方が
そうさせているのかもしれませんが、
それは土地条件なので仕方がありません。
問題は、現地に建つ建物のほぼすべてが
赤い矢印の方向を南として建物配置や、
窓配置がなされているという事です。
意図するところや狙いがあって、
そういった建物配置、窓配置にするのであれば
良いのですが、どう見てもそうではありません。
これが悪いと言い切るつもりはありませんが、
普通に道路なり敷地なりに間取りを考えて
普通に窓をつけた結果、そうなったとしか
読み取れない建物になっています。
これでは冬に南からの太陽の熱を
最大限利用せずに捨てている事になります。
夏は西日が多く入ってきて
暑くなる結果になってしまいます。
これはとってもとっても、もったいない。
景色にしろ、太陽にしろ、
その敷地にある物を最大限活かした家づくりって
自然な形だと思うんですよね。
景色や太陽はタダですから、タダ!!(笑)
利用しない手はないです。
↑ っというわけで、
M様邸敷地の最大の特徴でもある
この緑を心地良く取り入れる設計をしました。
どのように設計したのか、その意図するところは
なんなのかは次回お送りします。
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2017年7月15(土)16(日)
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