心地良い空間を~敷地と方位の関係~

「袋井市T沢:M様邸」

 

前回の記事では、M様邸の土地について

お話をしました。

土地を探す際に、少しでも参考になればと思います。

 

 

今回はM様邸の敷地と方位の関係を

お話したいと思います。

次回、設計の意図をお話します。

 

 

まず、私が設計するには、現地に出向き、

敷地を読み、太陽を読む事をします。

太陽を読むについてはこちらのブログをご覧ください。

設計とはなんぞや

こんな考え方で設計を進めるよという手法も

記載しているので、ぜひご覧ください。

 

 

まずは方位。

今回の設計では、勘違いしがちな方位だったので

注意が必要でした。

 

何が勘違いしそうだったかというと・・・。

 

170622015

↑ 太陽をよむアプリで見ると

この方角が北と南になります。

 

 

↓建物の配置図で書くとこんな感じ

170622013_1

↑図面上では、普通に赤い矢印が南と思ってしまいます。

現地にいても誰もが赤い矢印方向が南だって思うでしょう。

でも実際は、青い矢印が南です。

 

なぜ、赤い矢印の方向を南だと思ってしまうのか。

それは分譲の仕方や道路のつくり方が

そうさせているのかもしれませんが、

それは土地条件なので仕方がありません。

問題は、現地に建つ建物のほぼすべてが

赤い矢印の方向を南として建物配置や、

窓配置がなされているという事です。

 

意図するところや狙いがあって、

そういった建物配置、窓配置にするのであれば

良いのですが、どう見てもそうではありません。

 

これが悪いと言い切るつもりはありませんが、

普通に道路なり敷地なりに間取りを考えて

普通に窓をつけた結果、そうなったとしか

読み取れない建物になっています。

 

これでは冬に南からの太陽の熱を

最大限利用せずに捨てている事になります。

夏は西日が多く入ってきて

暑くなる結果になってしまいます。

これはとってもとっても、もったいない。

 

景色にしろ、太陽にしろ、

その敷地にある物を最大限活かした家づくりって

自然な形だと思うんですよね。

景色や太陽はタダですから、タダ!!(笑)

利用しない手はないです。

 

 

170622010

↑ っというわけで、

M様邸敷地の最大の特徴でもある

この緑を心地良く取り入れる設計をしました。

 

 

どのように設計したのか、その意図するところは

なんなのかは次回お送りします。

 

 

樹々匠建設

大木たけし

 

 

 

2017年7月15(土)16(日)

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