窓ガラスを考える。その1~ガラスの種類~

今日はガラスについて考えてみたいと思います。

 

設計ってなんぞや?で窓について少し触れましたが、

今日はもっと深く語ってみたいと思います。

 

 

まず、窓の役割は??

 

・光を取り入れる

・景色を取り入れる

・風を取り入れる

 

外への出入りにも使われますね。

当たり前といえば当たり前。

 

でも、そんな当たり前の窓も、

しつらえ方で、外観も変わるし、室内の雰囲気も

大きく変わります。

 

窓を司る事は、家を司ると言っても

過言ではありません。

だから普通に設ければいいってもんではないんです。

 

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窓はその土地の周辺環境、景色、

風向き等々によって、配置や大きさを

検討していきます。

心地よい庭の緑や、自然あふれる環境を

取り込めるように窓を考える。

これが一番です。

 

っと同時に、太陽を読み取り、

”遮る”と”取り込む”を窓や庇で

コントロールする工夫が必要です。

むやみやたらに大きな窓を付ければ

いいってもんでもありません。

 

そんな事を 設計ってなんぞや?でお話しています。

 

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太陽は季節によって、

方角によって差し方が違います。

東は朝日が、西は西日が。

当たり前ですが(笑)

 

東面:夏の朝日は遮って、冬の朝日は取り入れたい。

西面:西日だから基本的に遮りたい。

南面:夏は日差しを遮って、冬は取り入れたい。

北面:夏には直射日光が当たる場合も多々ある。

 

 

各面の方位によって、季節によって

太陽の当たり方が違うのならば、

ガラスを変えた方が良いんです。

 

ガラスを変える??

 

そうなんです。

ガラスにも種類があるんです。

最近では、お客様も工務店も、

ペアガラスが当たり前という認識があります。

今はシングルガラスが特注扱いだからです。

 

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そして、一概にペアガラスといっても

様々な種類があるんです。

 

 

ガラスには熱を遮るガラス(遮熱型)、

取り入れるガラス(取得型)があって、

それぞれに色がブルー、ブラウン、

クリアがあります。

色によって遮熱率、取得率が違います。

さらに語れば、アルゴンガス入り、

クリプトンガス入り、真空ガラス、

スペーサーもアルミや樹脂だったりと。

いろいろな種類があって、

それぞれに性能も価格も違います。

それを各面によって使い分けていきます。

 

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例えば。。。

 

南面は冬の日射を取り入れたいので、取得型。

取得型の中でも最大なのがクリアガラスなので

南面は取得型クリアガラスを採用します。

でも、夏は太陽を取り入れたら暑くなってしまうので

建物に屋根や庇を設けて日陰を作ります。

この屋根や庇の大きさをどれだけにするかは

経験値と理論ではじき出されます。

ここが非常に重要です。

 

 

その他の面をどうするかはナイショ(笑)

 

 

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そんな感じで、東西南北、

それぞれの特徴を活かせるような

窓ガラスを採用しています。

 

これは”太陽を読める工務店であれば”、

当たり前に実行しています。

 

 

しかしです。

 

お客様が、南面はこのガラスで、

東面はこれで・・・。

なんていちいち気にしたくないですよね。

これは工務店が当たり前に検討し、

実行しなければいけない事で

お客様が気にする事じゃないのが本来の姿です。

断熱や気密なんかも同じ。

 

そんな事を当たり前にやってくれる工務店を

見つけてください。

 

 

ってなわけで

ガラスを考えるーその1でした。

 

 

ガラスを考えるーその2はこちら

 

 

 

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