ハイレベルな設計コンペで優秀賞
先日、私が理事を務める静岡木の家ネットワークで
設計コンペを行いました。
静岡木の家ネットワークには、長期優良住宅や
温熱計算なんて当たり前、構造計算を行い、
施工能力もハイレベルなつくり手が多く在籍しています。
そんなメンバーによるコンペなので、
「かなりレベルが高い!!」
っと、審査員の先生にも評価をいただきました。
参加したのは工務店、設計事務所が計8社。
あるお施主様のご要望に合わせ、同じ敷地、同じ条件で、
各社が設計計画をプレゼンするという内容です。
それをM’s建築設計の三澤文子先生と
岐阜森林アカデミーの辻先生という
全国的に有名なお2人に審査していただくというなんとも贅沢な企画です。
温熱教室実践編として行われたコンペなので、温熱設計を基本とします。
しかしそれだけでは話になりません。
敷地を読み、太陽を読み、お施主様のご要望をいかに形にするか、
そこに豊かさや落ち着きといった佇まいと、
周辺環境にマッチしたデザインまでトータルに評価していただきます。
簡単にプランしただけの計画では、
コテンパンにやっつけられますので気合いも入ります。
私が提案したのは「囲い座の家」
家で鋭気を養う、落ち着き、自然な形での家族団欒といった
お施主様のご要望から、様々な場所に座る場所として
自分の居場所を作る。
そんな居場所がLDKを囲うように存在する。
だから「囲い座」
そんな提案でした。
そのプランはこちら↓
赤いラインが座る事が出来る場所。
リビングソファだけでなく、
LDKの至る所に”座”があり、
玄関、書斎、洗面まで座れるようになっています。
座った視線の先には、緑がある。”豊か”ですよね。
家の中では、常に立っている人はいません。
座れる場所がいっぱいあったら落ち着きますよね?
自然と人が集まると思いませんか?
そんな思いでご提案しました。
内観デザインはこちら↓
ちょっと見にくいパースですいません。
”座”がたくさんあるのが分かると思います。
外観デザインはこちら↓
高さをグッと抑え、落ち着いた和の佇まいとしました。
性能は文句なしで浜松No1!!
最終的に参加した8社と先生2名の計10票が投票され、
私が優秀賞をいただきました!!
これはうれしかったな~。
しかし、同時に私の取り組むべき課題も見えました。
こうやって同じ浜松の工務店設計事務所と切磋琢磨する。
よく「競合しないの?」って聞かれます。
そりゃ~しますよ。
でもそんな肝っ玉の小さい事では関係ないんです。
自分のレベルを高め、浜松の工務店レベルが高まる。
すると必然的に幸せになるお客様も増えるってわけです。
まだまだ進化し成長ていきたいと思います!!